サッカー選手の膝を守る方法

サッカー選手など、走る系のアスリートに多く見られる、外側がごっつくなった太ももです。

4つの筋肉グループから構成されている大腿四頭筋は、トレーニングの方法のバランスが悪いと個々のバランスが悪くなります。

そのバランスが悪い状態の代表格が、走ったり筋トレする時に、膝を動かす方向が外側に向いている事です。バランス悪く太腿の筋肉が発達したものと思われます。

バランスが悪い太ももが与える悪影響

このバランスの悪いももの筋肉は、膝を曲げ伸ばしする時に膝にかかる負担をかける原因にもなってしまうので。

理想的な状態は、膝の内側・真ん中・外側を均等に動かし、膝にかかる負担が最小限に抑えられている状態です。しかし、膝の内側、真ん中、外側の太ももの筋肉のバランスが悪いと、関節の動く軸がぶれ、関節が擦れたりしてしまい、膝にリスクが知らぬ間に忍び寄ります。

サッカー選手が膝が痛いというときは、実はその原因はこのようにバランスが悪い太ももにあることが多いのです。

サッカー選手が膝を痛めない対策とは

一番大切なのは、走ったり筋トレする時に、膝を正しい動作方向を心がけ、「外側ガッチリの太もも」を作らない事です。

すでにガッチリ太ももになってしまった人には、膝の運びを正す大腿四頭筋のバランスを正すコンディショニングをお勧めします。

大腿四頭筋のバランスを正すコンディショニング

膝のお皿の上を内側から外側に3〜4か所、少しづつ間隔をあけて深く押して硬さを比較します(膝の上にイメージした横ライン上に触って比較することにより、他のポイントとの硬さの比較がしやすくなります。また、ライン上に触って行くことによりポイントを逃さずにアプローチ出来るメリットもあります)。

この部分は、筋肉だけでなく腱も含まれるので、揉むと言うよりは、2〜3分痛くない程度の圧を持続する様な刺激をする事により効果的に緩める事ができます。

これと関連して、腿の外側で腰から膝まで続くIT Bandという腱も、同様に2〜3分痛くない程度に圧を持続する刺激で緊張を柔らげる事が出来ます。

太もも前面の緊張がリリースされる感じや、外側にかたよっているももの形がキレイにバランスがとれている事を確認して下さい。

*補足:ももの外側の大きく長い腱IT Bandを緩めるのに効果的なポイントは、①膝の外側のすじ、②股関節(大腿骨頭)の上の辺り、③直立して腕を真っ直ぐ下ろして、中指の先端が触れる腿の外側の辺りです。

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