バレリーナの足首と、矯正マシン

「バレリーナ矯正マシン」、聞き慣れない人が多いですよね。

バレリーナ矯正マシンとは、爪先までピンと足首を伸ばしたポジションが綺麗になるように、バレリーナの硬い足首を柔らかくするとされている機器です。

バレリーナ矯正マシンを使うと

筒状の機器の中に足先を入れると、自動的に足首を足の裏側に引っ張ります。引っ張って足首を柔らかくする事により、伸ばしたポジションが綺麗になる、と謳っています。

バレリーナであればみんな憧れる、甲の出た綺麗なポイントポジションを目指して利用している人も多くいます。

バレリーナの足首へのアプローチ

色々な意見があると思いますが、コンディションやサイズが違う足を一つの機器で治すのには無理がある、というのが私の個人的な意見です。

バレリーナにとって、大切な足首のコンディショニング。安全で自分に合った方法を選択することが大切です。

基本的なアプローチとしては、脛の外側の筋肉に着目します。

綺麗なポイントポジションを妨げる原因は、脛の外側に付いている筋肉の硬さなので、この場所を正確にコンディショニングすれば、多くの場合、自分で改善する事が出来ます。

同時に、この脛の外側についている筋肉は、ストレッチで伸ばしにくい為に,多くのバレリーナが悩んでいるポイント。(だからバレリーナ矯正マシンが話題になるのですね)

ここでは、ストレッチではなく、確実にアプローチする方法をご紹介します。

【Tad式アプローチ】バレエの綺麗なポイントポジションを作る方法

  1. 前脛骨筋をセルフマッサージで緩める。
  2. 足首を背屈(甲側に反らす)し、足首の前面に浮き出てくる腱をつかんで1分ほど横に押す。

一見すると単純なアプローチですが、その効果は絶大です。この方法を自分で実行したバレリーナが、通っているバレエ学校で一番綺麗なポイントをすると評判になっていることからも、このアプローチの効果は証明されています。

(ちなみに、もともとこのバレリーナが私を訪れた理由は、まさに「綺麗なポイントが上手く出来ないんです」だったのです)

厳しい練習を積むバレエだからこそ、確実なアプローチを

単純な方法ですが、バレエのきれいなポイントポジションに影響を与える体の構造を理解し、ターゲットに確実にアプローチする方法によって、自分自身で改善することができます。

長年厳しい練習を積むバレリーナだからこそ、確実にアプローチすることによって手に入れるコンディショニングは、綺麗なポジションを作りだけでなく、怪我を防ぐ上でも非常に大切です。

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